「古代山城・永納山城跡」

東予は確かに田舎ですが古墳や古代からの寺院もある歴史有る土地です。

道安寺は奈良時代の瓦が出た古いお寺です。明の母の実家でもあります

道安寺は奈良時代の瓦が出土した古いお寺です。穐月明の母の実家でもあります

其の中でも是非行ってみたのが国史跡「古代山城・永納山城跡」です。
中世山城は日本各地無数に作られていますが、古代山城は決まった地域の決まった時代にしか作られていない貴重な遺跡です。それ故ここは国史跡に指定されています。

古代山城は7世紀、天智天皇が朝鮮の白村江で敗北した後、唐・新羅連合軍の侵攻を恐れ九州から瀬戸内ルートに作ったとされている当時の巨大国家プロジェクトです。
折しもこの日は北朝鮮の金委員長とトランプ大統領が会談した日で、当時も朝鮮半島をはさみ大陸と緊張関係にあったのです。

永納山城跡に行くと言ったら東予郷土館の方が担当の学芸員の方と共に案内して下さいました。

永納山跡案内看板

永納山跡案内看板

永納山城は予讃線が通る谷を囲むように尾根が取り囲みその尾根線上に万里の長城のように城壁が取り囲んでいたと考えられています。

永納山城跡の城壁跡、土塁基部の列石が見える。尾根線上に万里の長城のように築かれていたことがうかがえます

土塁基部の列石、土塁の基部に石を並べるのは古代山城の特徴だそうです

白い石が土塁基部の列石、土塁の基部に石を並べるのは古代山城の特徴だそうです

永納山山頂、花崗岩の険しい山だと分かります

永納山山頂、花崗岩の険しい山だと分かります

険しい尾根線に更に鉄壁の城壁を巡らした巨大な要塞がイメージできますが、城壁の中には鍛冶関連遺構以外遺構が見つかっていませんし、中央は谷で大きな建物を建てられるような場所も無さそうです。これだけの城域を防御するには相当数の兵の駐屯が必要と思うのですが、何をどのように守ろうとしたのでしょうか。九州太宰府の大野城跡も山全体を城壁で囲んだ巨大な山城で中世山城などとは比較にならない規模ですが、やはり巨大すぎてどうやって守ろうとしたのかと思ってしまいます。古代山城は謎だらけです。

山頂からしまなみ海道を望む

山頂からしまなみ海道を望む

東予・河原津海岸を望む

東予・河原津海岸を望む

しかし海を監視するには抜群の場所にあります。この日も朝からの雨も上がり瀬戸内が見渡せる素晴らしい展望でした。植生も豊で遺跡としてだけではなく山としても大変美しい所です。案内して下さった方々に大変感謝致します。感激でした。