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伊賀に暮らして〜穐月明の身近な風景

伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 夏の通常展

2021.5.21(金)~6.20(日)
     7.22(木)~8.22(日)
OPEN 10:00〜16:30火曜日休館

観覧料一般300円高校生以下無料
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 〒518-0221三重県伊賀市別府718-3

伊賀に暮らして−穐月明の身近な風景
1981年52歳の時、京都で活動していた穐月明は伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎のある伊賀市別府に画室を移し此処で暮らし始めました。自然豊かで静かな制作環境を求めてのことでした。
伊賀に移ってからの活躍は目覚ましく日本で有数の人気作家になって行きます。この地から日本各地をめぐり四国八十八ヶ所や西国三十三ヶ所、富士山や、大山などさまざまな作品を残しましたが、やはり多いのは近郊の風景や日常の情景です。
今回はその中でも何処をスケッチしたか特定できた作品を中心に画家の視線を追ってみました。
穐月明はいつも「此処はほんとに美しい」と言っていました。画家が観た美しい伊賀をお楽しみください。

●ギャラリートーク「青山讃頌舎を探索する」

作品に描かれた場所や画室を案内します。
【講師】(一財) 靑山讃頌舎 学芸員 穐月大介
【日時】 5/29㊏、6/5㊏、13:00~15:00 
【集合】 ミュージアム展示室
事前申込不要・先着15名。

●写生教室「青山讃頌舎・大村神社・桜山公園」

【講師】 森 公美 先生
【日時】 7/31㊏、8/1㊐ 、10:00~16:00
【集合】 ミュージアム中庭
【要予約】 定員20名(小学生3年以下保護者同伴)
(公財)伊賀市文化都市協会☎0595 22 0511
【参加料】 高校生以下無料、大人観覧料300円
【所持品】 絵の具、パレット、筆洗、筆、画用紙、画板、その他画材、弁当、飲み物等

●地域案内「描かれた阿保を廻る」

絵に描かれた阿保周辺と歴史を案内します。
【案内】 (一財) 靑山讃頌舎 学芸員 穐月大介
【開催日】 7/24㊏10:00~15:00
【参加費】 3000円 昼食・記念品付き 
【要予約】 定員20名(公財)伊賀市文化都市協会☎0595 22 0511


穐月明の作品にスケッチ場所が記されていることは殆どありません。
その場所を描くのがテーマではなく、その風景を通じて伝えたい物語があったからです。
スケッチ場所の写真と作品を見比べると人物を登場させたり、山を高くしたり、そこに作家の語りたかった物語が見えてきます。
穐月明70代「家の記録 雪の日の門前」/自宅(伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎)

自宅の門前ですが、まだ隣にミュージアムは無く薮です。
長年手塩にかけた自宅を最晩年記録として描いた一連の作品の一つです。

穐月明「板塀の仔猫」/自宅(伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎・茶室)

穐月明「板塀の仔猫」/自宅(伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎・茶室)
茶室の板塀から顔を出した愛猫です。
動物が大好きで猫が数匹いつも出入りしていました。

穐月明「雪の御堂」/室生寺 弥勒堂

雪の降り積もったお堂は室生寺です。
文化財が豊富で美しい此処を明は気に入っていたようです。

穐月明「春秋池景(秋)」/大山田 真泥池

秋の月夜の真泥池でしょう。美しい秋の空気を感じます。

穐月明 「参道」/上津 比々岐神社

静謐で美しい比々岐神社の鎮守の杜です。

茶室「聴樹庵」

伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎は街より少し涼しい高台にあります。

[主催・お問合せ]公益財団法人 伊賀市文化都市協会 ☎0595-22-0511
[助成]公益財団法人岡田文化財団
[共催]伊賀市 [協力]三重県立美術館・一般財団法人東洋文化資料館靑山讃頌舎
[後援]三重県・ 伊賀市教育委員会・名張市教育委員会