「西国三十三所の寺と仏」ギャラリートーク 12/4㊐・11㊐ 開催

解説 学芸員 穐月大介
日 時 12/4㊐・11㊐ 13:30〜
◎先着20名 無料
【申込受付/お問合せ】青山ホール ℡0595 52 1109

西国三十三ヶ所観音図/那智山開板木版

慶安五年(江戸初期)の年号のある熊野那智大社(西国第一番青岸渡寺)のお札です。
長谷寺を創建した徳道上人が一度亡くなって閻魔大王に三十三の霊場を広めるよう依頼され蘇り、それを後に花山法皇が見つけ出して巡礼したのが今に伝わるという。今もよく知られた三十三所の縁起が描かれています。閻魔大王曰く三十三所を巡れば極楽に上品上品で往生できること間違いなしという伝承です。

穐月明も一つ一つの寺を訪れ古くから受け継がれた庶民の願いを辿るように作品に仕上げています。

穐月明作「西国第十二番正法寺」

穐月明の「西国三十三所の寺と仏」は残された画家のスケッチブックの日付から57歳〜58歳にかけて現地を回りスケッチして製作したことがわかります。画家として評価を得て西国三十三所や四国八十八ヶ所などの大きな仕事を受けるようになった、勢いのある時期の作品です。

「西国第十二番正法寺」の現地で描いたスケッチ

 

本人にとっても大きな仕事であり、思い入れのある仕事だったらしく多くの資料が残されています。
これらの資料を見ながら制作の様子やスタンスを考えてみたいと思います。

スケッチをする穐月明

スケッチに用いた筆と墨と硯とカメラ

またこの度、画家の実家「実報寺」に有った学生時代の作品や、結婚当初の居候先「光台院」に進呈した作品も出品しました。若い頃の生活なども交えお話ししたいと思います。

醍醐寺時代の水墨画「ランプ」

故郷の実家「実報寺」

結婚して画家になった寺「醍醐寺 光台院」