文化財公開特別展「松風庵一志~藤堂豊前家と楽焼の魅力~」
2026/1/8㈭〜2/15㈰
藤堂藩の重臣であった藤堂豊前家に生まれながら、その作陶活動が高い評価を得ている松風庵一志。
一志の武士としての生涯、一志が伊賀上野城の土で造った楽焼の魅力を紹介します。


伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎
〒518-0221 三重県伊賀市別府718-3
観覧料 一般300円 高校生以下無料
GALLERY TALK 展示解説
「藤堂豊前家と松風庵一志の生涯」
日 時 1月17日㊏ 13:30~
会 場 伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 展示室
講 師 山本 厚 氏 (伊賀市教育委員会文化財課)
定 員 20名 (予約制) ※観覧料が必要となります。
[お申込み・受付]
種生常楽寺大般若法要見学会
種生神社に隣接する常楽寺の大般若経転読の法要を見学します。
*常楽寺の大般若経は国重要文化財で平安時代を中心に天平時代から江戸時代にかけての書写の大般若経です。その大般若経を実際に使って転読法要が行われます。
*常楽寺は近くに兼好塚があり、徒然草で有名な吉田兼好を偲んで全国から多くの文人墨客が訪れたところです。奉納された他の文化財も見られるかもしれません。
日 時 2月11日㊌㊗
13:00~種生神社石段下集合
案 内 穐月 大介氏(伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎学芸員)
定 員 9名 (予約制)
参加費 700円 (伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎観覧券付)
12月20日(土) 午前10時から青山ホール 電話0595-52-1109にて受付開始
【藤堂豊前家のあゆみ】
藤堂高虎に召し抱えられ、江戸中期に伊賀付の藩士として伊賀国に居住するまでの藤堂豊前家の歩みを「系図」「由緒書」などの古文書から紐解きます。 また、残された詳細な屋敷絵図から邸地であった上野城二之丸の全容について紹介します。

藤堂豊前家の4代有泰の跡目相続を認める書状。放であった父秋綱(3代)の行状を戒め、祖父正綱(2代)のように忠誠に励むよう諭している。
【現代語訳】
(端裏書「三人」)
一、四郎右衛門(秋綱・三代)の件については、酒を飲むことばかりで、役に立たない点も二、三見受けられた。しかしながら、先代四郎右衛門(正綱・二代)はよく奉公してきたため、その点は咎めることなく、先代四郎右衛門にたし跡目を継がせることとした。あわせて、組鉄砲衆も付け置いた。
立脇(有泰・四代)は誠実ではあるが、いまも先代四郎右衛門のことを忘れていないため、跡目については相違なくこれを認める。
今後、酒飲みの作法が悪ければ、地行を取り上げることもあるので、この趣旨をよく言い聞かせること。(裏書)
一、長次郎左衛門の跡目は、その子に継がせるものとする。
十一月十七日

天和3(1683)年11月27日藤堂豊前家の5代広雄の跡目相続を認める藤堂仁右衛門宛の書状。
造酒丞(広雄)に3000石、弟である小十郎に1000石を与えています。
【現代語訳】
藤堂高久書状(藤堂仁右衛門宛)
先日申し送ったとおりである。
四郎右衛門の件については、亡くなったことを誠に不憫に思う。役目については、これまでよく励んで勤めてきた者であるので、このたび跡目の件として、
一、三千石を造酒之丞(みきのじょう/広雄)に、 一、千石を小十郎に、
右のとおり、相違なく申し付けた。
四郎右衛門の家は、代々番頭を命じられてきた家柄であり、そのうえ造酒之丞は年若ではあるが、生まれつき資質も良く、役目も十分に勤められると見込まれる。
よって、四郎右衛門が預かっていた侍組についても、そのまま造酒之丞に申し付ける。以上の趣旨を、よくよく申し渡すように。
和泉 十一月二十七日(花押) 藤堂仁右衛門殿

松風庵一志(広旧/ひろさと)が提出した同家の由緒書。5代広雄以降、代々「造酒丞/みきのじょう」を通名としていた同家では、天保3(1832)年にに隠居した久居藩主が「造酒正」を名乗ることになったのを憚って一志が「豊前/ぶぜん」に通名を改めたとある。


簡易な描写ながら彩色のある平面図。
享保10(1725)年6月に伊賀付を拝命する。広雄が伊賀で与えられた邸地は、上野城の「二之丸」と呼ばれた場所で、現在の旧桃青中学校あたりに位置する。当初は本丸東北側の防御を固める曲輪として藤堂一族・重臣が居住した場所である。豊前家は広雄の居住以降、幕末まで二之丸を拝領することになる。

藤堂豊前家に伝わる甲冑
【松風庵一志の人物像】
武家として、あるいは藩士として一志が残した功績を藤堂豊前家に残された「武芸書」などともに紹介します。また、一志が妻と交わした書状などから見えてくる一志ならではの人生観や世界観を探求します。

槍術の流派である無辺無極流の口伝書。藤堂豊前家の歴代当主が印可(技芸を身につけたことの証明)を受け、巻末に松風庵一志(豊前広旧)の幼名である「義五郎」の名前を確認できる。

松風庵一志(豊前広旧)が、孝明天皇即位にかかる藤堂藩の使者を務めた際、京都から妻於延に宛てた書状。
子息である錬之介(後の広立)の様子を気にする記述が何度も見られる。
【現代語訳 】
「(京都にいる私の方は変わりありませんが、)錬之介もきっと無事に毎日を過ごしていることでしょう。(日々の)読書、あるいは武芸の稽古、そのほか「もず山(?)」からも、さぞかしやかましく(厳しく)言われていることと察しております。
〈中略〉
このお菓子は道中でいただいたものですが、錬之介へ送ります。いよいよ精を出して励むよう(私に代わって)言い聞かせてやってください。
〈中略〉
追伸、錬之介の教育(仕込み)についても、あまりに毎日毎日、叱りすぎてはいけません。叱ることが常態化して(口うるさくなって)しまうと、本人の心に響かなくなってしまいます。(そのほか、)出来事については別に(別の書面で)申し上げます。かしこ(敬具)」

一志の妻於延(のぶ)が送った器と於延が器を贈る際に添えた直筆の和歌〈軸)「ときはなるまつのみとりの いくちとせきみもろともにはるをかさねよ」
左は一志の妻祥源院(藤堂於延)墓碑銘。撰文は藩校有造館の学である斎藤拙堂、書は藤堂藩士で書家の井野勿斎
【松風庵一志の作品と作風】
一志の茶碗や香合などを展示し、その特徴を解説します。一志の作品に魅せられた人物たちによる作品評、作品に付された銘の由来なども紹介します。

松風庵一志の楽焼
松国庵一志が製作した楽焼は、作為のない自由な作風が特徴である。見込みが広くて深く、腰や胴部の温かい丸味をもった造形は、泰然とした落ち着きを感じさせる。
作品の多くは装飾のない素朴な作りであるが、幾つか絵付けを施したものや、文字を入れた作品も残されている。作品には、高台や高台脇に「志」の丸印が押されているものが確認でき、京都の陶工楽家の「楽」の印に景響を受けたものと思われる。また、丸印のほかに花押が刻まれているものも確認できる。
また、一志が残した箱書に「我白鳳之土をもちて造」との文言が見られることから、楽焼の原料となる土は「白鳳城」の異名をもつ上野城内のものを用いていたことがわかる。
なお、和6(2024)年に藤堂豊前家のご子孫より寄贈された作品の木箱には、蓋に同家の当主であった広宣氏による一志の来歴が認められている。同家において、一志とその作品が大切に伝えられてきたことを物語っている。


四言絶句が書かれています。残念ながら一志は古稀(70歳)を迎えられませんでした。
【原文】
古稀有餘 再為童児
隨発心慮 全自在者【現代語訳】
七十の齢を越え、 ふたたび童子の心に立ち返る。
湧き起こる心のままに従い、 まったく自由自在の境地にある。
松風庵一志 展 -藤堂豊前家と楽焼の魅力-
2024(令和6)年に藤堂豊前家で大切に守り伝えられてきた貴重な歴史資料が伊賀市教育委員会に寄贈されました。 そのなかには「伊賀楽」と呼ばれる松風庵一志(藤堂豊前広旧)の作品が含まれています。 本展では、藤堂豊前家と豊前家の当主であった一志の足跡を振り返ることで、その人物像と自由な作風の根源に迫ります。


松風庵一志(藤堂豊前広旧) 墓碑銘を紹介します。
【現代語訳】
松風庵一志(藤堂豊前広旧)墓碑銘君の諱(いみな)は広旧(ひろさと)、字(あざな)を士故という。別号を椿堂と称し、はじめ造酒之丞(みきのじょう)と名乗り、のちに豊前(ぶぜん)と改めた。幼名は義五郎、姓はもと橋本氏であったが、藤堂の姓を賜った。父は等観君(諱・広業)、母は橋本氏、祖父は浄観君である。
君は寛政六年(一七九四)正月十一日、伊賀城下の邸に生まれた。文政元年、父・等観君が老齢となったため、家督を継いで三千五百石を任じられ、高禄累進して番頭となった。
七年二月、大府(江戸幕府)より先公(前藩主)に鶴を賜るにあたり、使者として江戸に赴き、拝受して帰国した。その功により、時服(じふく)を賜った。弘化四年には、今上天皇の即位を賀するため、再び使者として入京し、帰命ののち、同じく時服を賜った。嘉永四年には、志摩・伊賀沿海の防備地を巡視する役を命じられた。
藩主が伊賀に入部するたび、しばしば君の邸を訪れ、多くの衣類や品物を賜った。万延元年六月、病にかかり、長く床に伏し、文久二年三月十一日、六十九歳で没した。城南の山渓寺に葬られ、先祖の墓域に並ぶ。戒名は覚聖院。配偶者は藤堂氏で、祐倉公の末娘である。
子は二男二女をもうけたが、長男と一女は早世した。次男・広立が家督を継ぎ、家禄を相続して番頭に任ぜられた。ほかに庶出の男女がそれぞれ一女ずつあった。
君は武芸を好み、弓術・鉄砲・刀術・拳法に至るまで、いずれも奥義を極めた。平素より身分の低い者にも情け深く接し、侍女や僕従はその恩に感じ、年季が尽きても去るに忍びず、引き続き仕える者も多かった。老年に至ってもなお、隊士を訓練し、山野に分け入って野営を行い、厳寒や酷暑をもいとわなかった。
安政元年の大地震で城郭が大きく損壊した際、官命により修築が行われると、君は自ら隊士や家臣を率い、土木資材の運搬などにあたって工事を助けた。隊士・家臣はいずれも命令に従い、争って奔走し、怠る者はなかった。君の恩と威が並び立っていたためである。
余暇には点茶を楽しみ、また楽焼の窯にならって陶製の茶碗を作った。君は若いころより密かに兵法・韜略を究め、勇んで先鋒を務めた武人であったが、その一方で、このような閑雅風流の趣も備えていた。まさに張るべきときと弛むべきときを得た人物と言うべきである。隊士が楽しみつつ倦まずに仕えたのも、もっともなことであろう。
銘に曰く。
上に仕えては敬い、下を率いては寛やかで、身を慎み、人を治め、人と交わり、武を練り励み、功を立てるに足る人物であった。どうして天はその命を惜しまれたのか。長く国の干城(守り)となるべきであったのに。
国校督学 川村尚迪 撰 速水受益 書
[共催]伊賀市 [後援]伊賀市教育委員会 [協力] 一般財団法人東洋文化資料館靑山讃頌舎
◆この事業は、伊賀市文化振興条例、伊賀市文化振興ビジョンに基づき実施します。
ミュージアムの受付でミュージアムオリジナルグッズや図録を販売しています

。オリジナルグッズを紹介⤴️ペーパーグライダーや竹蜻蛉の型紙もダウンロード出来ます。
今後の展示予告
*以下の予定は変更されることもございます。
2026年
春の企画展「四国遍路の旅・土佐編」
―穐月明《四国八十八ヶ所 御仏と寺》より―
3/5㈭~4/6㈪
一つひとつの寺に広がる情景と、本尊の像容。
穐月明は六十歳を前に四国八十八ヶ所をすべて巡り、各寺院と本尊を描く大作に取り組みました。実家の実報寺は番外札所として多くの巡礼者を迎えており、幼い頃よりお遍路に親しんでいた穐月は、作品発表時の挨拶文に四国遍路への特別な思いを記しています。
生涯でもっとも充実した時期に制作された《四国八十八ヶ所 御仏と寺》は、各地の風景や空気、人々の姿を丹念に描きとめ、本尊の像容を実在のように表しています。
本展では、当館に新たに収蔵した同作のうち、土佐の寺々を描いた作品群を初公開します。海と山に抱かれた土佐の遍路道を、人々の営みとともに巡るようにご覧ください。


〈四国八十八ヶ所土佐31番札所 竹林寺と本尊文殊菩薩〉
◆お花見ギャラリートーク
展示室で展覧会を鑑賞した後、桜山公園でお花見をしながら春の花を探してみましょう。珈琲とお菓子もご用意します。
【日 時】 3/28㈯ 13:00~
【参加費】 400円(珈琲とお菓子・観覧券込み)
【定 員】 先着15名 ◎要予約
【解 説】 学芸員 穐月大介
◆花の呈茶会
お隣の桜山公園の桜の花びらが舞い込んでくる茶室「聴樹庵」で気ままにお茶を一服召し上がれ。
【日時】 3/29㈰・4/4㈯・5(㈰
①10:00〜211:00〜③13:00〜④14:00〜
【会場】 茶室「聴樹庵」 定 員 各回先着12名 (予約制)
【呈茶代】400円(お抹茶・お菓子)
【お申込】2月15日㈰10時より青山ホール0595-52-1109で受付
◆現地案内「伊賀神戸周辺の文化財を巡る」
伊賀市 ミュージアム青山讚頌舎周辺(伊賀青山)の豊かな自然と豊富な文化財を紹介するイベントです。比土駅から周辺の文化財と常福寺八十八ヶ所を巡ります。
・日本最古の庭園遺跡として知られる城之越遺跡案内
・常福寺重文 五大明王拝観と西国三十三所・四国八十八箇所の石仏巡り
【日時】3月21㈯
【集合】10:00城之越遺跡(伊賀鉄道比土駅より8分)
【定員】 15名 参加費 1000円(拝観料等) 要予約
*常福寺拝観、城之越入館、うたのいえチケット、資料等含む
【案内】 学芸員 穐月大介
【申込み】伊賀市 ミュージアム青山讚頌舎
☎090 9860 6432、mail:dakizuki@icloud.com
いがぶら22番、じゃらんでも御申し込みいただけます。
【持ち物」お弁当、飲み物、雨具等

〈四国八十八ヶ所で写生をする穐月明〉
過去の展覧会
開館10周年特別展「大観 玉堂 龍子〜近代日本画三大巨匠」
2025/11/14㈮〜12/15㈪
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎は、前身の青山讃頌舎美術館を水墨画家 故 穐月 明が開館してから10年となる記念の年を迎えました。この期間に多くの方に支えられ、様々な展覧会を通じて、たくさんの来館者にお越しいただき、皆様に愛され、親しまれるミュージアムとして現在に至ることに深く感謝を申し上げます。
この度、公益財団法人岡田文化財団、パラミタミュージアムのご協力のもと、開館10周年記念特別展「大観・玉堂・龍子-近代日本画三大巨匠-」展を開催する運びとなりました。
近代日本画を代表する三人の画家、横山大観(明治元年-昭和33年)・川合玉堂(明治6年-昭和32年)・川端龍子(明治18年-昭和41年)。彼らはそれぞれ異なる活動の場を持ちながらも、互いに交流し刺激を与えながら、三者三様の画境を切り開きました。
大観は日本美術院において、「朦朧体」などの技法や表現を探求し、日本画の近代化を推し進めました。
玉堂は官展を中心に活躍し、伝統的な画法を基礎としつつ新たな日本画の表現を確立し、自然への深いまなざしによる風景画を描き続けました。
また、龍子は青龍社を創立し、大画面による表現で、従来の「床の間の絵」としての日本画から開かれた公共の芸術へと切り拓きました。
本展では、新しい時代に即した日本画を模索し、その近代化に大きく寄与した大観・玉堂・龍子の作品とともに、明治以降の日本画の歩みをお楽しみください。

開館10周年特別展「いまに息づく桃山陶器~桃山デザイン展in伊賀~」
2025/9/2/20㈯~10/19㈰
安土桃山モダンアート × 現代モダンアート 時空を超えたコラボレーション
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎の前身である青山讃頌舎美術館を水墨画家故穐月明が開館してから10年となることを記念し特別展を開催しました
桃山時代から江戸初期の「京都・三条せと物屋町跡」出土陶器は、丸みのある形や鮮やかな色彩、ゆるくユーモラスな文様が魅力です。本展では、そのデザインに注目し、古伊賀や豊国祭礼図屏風の複製、学生や現代作家による作品を展示。歴史と現代の感性が響き合う空間です。
本展では以下の作品を展示します。
・故奥知勇氏が収集し、三重県指定有形文化財に指定されている古伊賀
・「京都・三条せと物屋町跡」から出土した桃山時代の陶器、
・当時の様子をうかがい知ることができる京都豊国神社所蔵の「豊国祭礼図屏風」の高精密複製、
・桃山デザインにインスパイアされ制作した京都市立芸術大学の学生たちの作品
・伊賀を中心に活躍する陶芸家 小島憲二、天野靖史の作品

夏の企画展「月光〜穐月明の夜の景色Ⅱ」
2025年7/20㈰~9/8㈪
穐月明は月光の下の美しい景色をたくさん描いています。月光に輝く水面や白く浮かび上がる雪や花、寺院や仏像は夜だからこそ其所に神秘的な空間がうまれます。今回はそんな作品を照明を消した暗がりの中、キャンドルライトで照しながら月夜の世界を体験していただきます。また、金屏風や仏像を暗いお堂の中のようにキャンドルで照し出す等、光りの演出を試みます。暗がりの中でこそ見えてくる光りと影のアートをご覧ください。

特別展「化石が語る太古の世界」
古琵琶湖層群と中新世の地層が遺したもの
2025年6/7㈯〜7/6㈰
化石に興味を持ち始めてはや60数年
生まれ育った地が、古琵琶湖層群と中新世(阿波層群一志層群)の地層に囲まれているという恵まれた環境の中、暇を見つけて採集した化石たちを展示いたしました。
琵琶湖博物館企画展示室で、2001年に参加して以降、伊賀盆地化石研究会として、地元で数多くの展示会を開催してきました。
コツコツと採集してきた私に大地から最高のプレゼントがありました。
それは、ナマズの頭蓋骨化石です。
今回、伊賀市文化都市協会様よりお声がけを頂き、ナマズをおまつりしている地震よけの大村神社の側で私の化石人生の集大成として展示会をさせて頂く事に、深いご縁と喜びを感じております。
伊賀盆地化石研究会 北 田 稔

春の企画展 「絵本のような絵画展〜穐月 明の絵から始るおはなし〜」
2025/4/19日㈯〜5/26㈪
穐月作品の多くには元になった話が有ります。古典や禅のむつかしく思える話でも、読んでみると面白い物を題材にしています。今回の展覧会ではそんな絵の元になった話を童話のように楽しく読めるお話にしました。細かいニュアンスや表現は正確ではないかもしれませんが、こんなおかしなお話なんだなと、絵を観ながらお楽しみいただけたら幸いです。おとぎ話有り、伝記有り、説話有りの絵本のような展覧会です。

春の通常展「四季折々ー穐月明の花と木と」
2025/ 3/1 ㊏~ 4/10 ㊍
穐月明は水墨画家を目指すようになってからそれまでの個性的な作風から自然の美しさをあるがままに表現する画風に向かいました。それは自身が幼い頃から親しんでいた仏教観から無為自然がやはり美しいと言う思いに至ったのでしょう。
それゆえ花や木をこよなく愛し小さな野の花も見逃さず、その美しさ、たくましさ、やさしさを在るがままに描き、時に主役に、時にやさしく作品に花を添えました。そんな四季を通じて描かれた植物をご覧ください。

新春企画「新 歓嗣―作陶60年の軌跡―」
歓嗣 × 穐月明コラボ展
2025.1.10㊎―2.10㊊
この度、青山讃頌舎にて私の作陶六十年の作品を展示させていただくことに成りました。
その時代に創りたい物をジャンルを問わずひたすら制作して参りました。生前、若輩の私に親しく接して頂いた敬愛する穐月明先生の絵画(軸)も同時に展示して頂ける光栄に感謝申し上げます。
陶芸家 新 歓 嗣

秋の通常展「浜辺の四季〜穐月明が描く海〜」
2024/10/31 ㊍~ 12/20 ㊎
穐月明が少年時代を過ごした故郷 実報寺は愛媛県西条市の海に近いお寺で、浜には大きなカブトガニが生息している自然と文化の豊かな所でした。それゆえか海の作品にはなにかしらの故郷への思いが反映されているようです。
夏の穏やかな海、冬の荒海、月夜の海、海にまつわる和歌や物語を描いた作品など海を描いた作品には、得意とした清らかな理想郷のような山河作品とは違う力強さや荒々しさを感じさせる作品が多いようです。
大きな海原とそこに広がる波と光り、そしてそこにも有る人の暮らしをご覧ください。

秋の特別展「のぞいてみよう源氏物語の世界」
令和6年9月1日㊐~10月14日㊊
紫式部によって著された『源氏物語』は、およそ千年の時空を超えて読み継がれ語り継がれ、各時代にわたってさまざまなかたちで享受されてきました。しかしながら現在の我々にとって『源氏物語』を理解するのはハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。本展覧会は、そんな『源氏物語』の世界を少しでも身近に感じていただくために企画しました。特別展示として当時の十二単などの装束を展示し平安の美を体感していただけます。

夏の通常展特別企画、暗がりの中、キャンドルライトで見る展覧会「夜の景色/穐月明の月と星と」
開催期間2024/7/6㊏~8/18㊐
照明を消した会場の暗がりの中でキャンドルライトを照らしながらご覧いただきます。夜はとても美しく神聖で少し怖い時間であり、月や星は神仏にたとえられていました。そんな美しい夜を穐月明はたくさん描いています。今日、日常で夜の暗がりを体験することは少なく月星を楽しむことも少なくなりました。この度、暗闇の中で作品を見ていただくことで夜の神秘的な美しさや暗がりで見る仏像の荘厳さなどを体験していただきます。

初夏の企画展新指定 伊賀市文化財 若宮八幡神像 初公開「神が息づき仏が導く~穐月明と仏教美術の世界」
2024.5/17 ㊎~ 6/17 ㊊ 火曜日休館
故穐月明旧蔵の古美術は伊賀市に寄贈されたものの評価が定まっていませんでしたが、その一つ「若宮八幡神像」が昨年、伊賀市の文化財指定を受けました。その公開に合わせて、生涯を通し集めた仏教美術の優品と神仏をテーマとした作品を展示し、穐月明が見ていた神仏の世界をご覧いただきます。また、隣接する大村神社・虫喰鐘も昨年、伊賀市文化財に指定されました。虫喰鐘は大村神社の神宮寺であった禅定寺の鐘だったものです。禅定寺に関わる文化財を同時に紹介し地元に残る神仏の世界の一端を紹介致します。

日根野作三展 SAKUZOHINENOEXHIBITION
伊賀が生んだクラフトデザインの先駆者―地元に遺したものー
2024.4.13㊏ -5.6㊊㊗ 火曜日休館
「戦後、日本の陶磁器デザインの80%は日根野氏がつくられた。」これは人間国宝の濱田(ハマダ)庄司が、日根野作三に送った生涯を陶磁器デザインに捧げた日根野氏の活動の広さと奥深さに対する称賛の言葉である。

伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 春の通常展
「春を楽しむー穐月明の花と新緑」
2024/3/8(金)~4/7(日)火曜日休館
穐月 明の花の作品はありのままの美しさを実物以上に描いて大変人気がありました。木々が芽吹き花が咲き始める美しい季節に、花と新緑の絵画展を開催致します。

伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 新春の企画展
「絵が先か、俳句が先か」
令和6年1月13日(土)〜2月18日(日)㊊火曜日休館
穐月明作品を芭蕉の俳句と共に鑑賞する企画展を開催いたします。俳句から連想される光景と絵画から連想されるシチュエーションが響き合いどのような世界が見えてくるのか? お楽しみください。あなたが鑑賞するのは「絵が先か、俳句が先か。」

2023年 秋の通常展「流水頌歌/ながれのうた— 穐月 明 最後の思い —」
令和5年 10/21㊏~12/25㊊火曜日休館
穐月 明は晩年、風景画の作成に注力します。山間から海に至る水辺の風景を、ただ美しいだけではない、人と自然の営みとして描き「流水頌歌」として発表します。
そこには生涯仏教を探求し続け到達した、自然と調和した暮らしへの願いを強く感じます。力の衰えを感じながらも本当に描きたいものを追求した最後の個展の再現を試みました。

2023年 秋の特別展「魂の相剋 中野英一遺作展」
中野英一さんのこと
毛利 伊知郎(もうり・いちろう 三重県立美術館前館長)
中野英一の逝去から既に18年。今や彼の名と作品を知る人は限られているだろう。しかし、中野は20世紀後半の三重の美術界で逸することができない作家の一人だと思う。(以下略)
2023.9.8㊎ー10.9㊎㊗ 火曜日休館

夏の通常展「ちょっと笑えるアート展」
穐月作品には様々な魅力が有ります。本物以上に美しく描かれた花、清々しく平和な風景、優しく微笑む仏や石仏などどれも素晴らしいのですが、そこにちょっとユーモラスで可愛い表現が加わることも魅力です。
ほんとは怖い神様も偉いお坊さんも絵の中ではひょうきんでちょっと可愛く描かれます。美しい花や深淵なテーマの作品の中によく見るとユーモラスな人物や動物が入っているのを見つけると嬉しくなります。
今回は、そんなユーモラスな部分に焦点を当て展示致します。
夏のひと時、涼しいミュージアムで楽しいひと時をお過ごしください。
7月14日(金)~8月27日(日) 火曜休館

夏の特別展「福 郎」上田 保隆展
上田保隆(かみた やすたか)は伊賀の最奥の山村・霧生でフクロウにこだわり描き続けた画家です。
今回の展覧会は生前考えていたと言われる「夜の森」のようなイメージで展示しました。フクロウのいる神秘的で美しい夜の森のをお楽しみください。
2023年 6/2㊎~7/2㊐

春の通常展「あおやまのうた/青山讃頌—やさしい水墨画・あきづきあきら傑作選—」
当館所蔵の千点近い穐月 明作品の中から特に優れた物や過去の展覧会で好評だった作品を展示いたします。
2023.4.21㊎~5.21㊐

春の特別展「文化の交差する所 伊賀 ー出土品が語るその歴史と文化 ー
伊賀市文化財課の構成による当館初めての本格的な地元の考古展示となりました。
2023.3.10(金)〜4.9(日)

新春通常展「動物大好きー穐月絵画に登場する動物たちー」
穐月明の水墨画は従来の水墨のイメージにはない、優しさと可愛さがあります。特に作品に登場する動物たちには作者の特別な愛情が感じられます。
2023年 1/6㊎~2/6㊊

秋の通常展「西国三十三所の寺と仏」
新たに入手した穐月明「西国三十三所」作品二十点と新収蔵品を公開
2022年 10/21㊎~12/25

秋の特別展「谷本景の軌跡―The trajectory of Kei Tanimoto―
2022年 9月2日(金)~10月10日(月)

石仏の画家 穐月明
2022年 6/3㊎~8/22

穐月明の愛した仏–龍谷ミュージアムのガンダーラ仏 里帰り
2022年4月22日㊎~5月22日㊐

花を愛でるー穐月明の花と収集花器
令和4年3月18日㈮〜4月3日㈰

穐月明の水墨と現代漆芸の美
令和4年1月7日㈮〜2月6日㈰

こんなに楽しい四大絵巻物
2021/11/12-12/19

ー古伊賀憧憬ー小島憲二の眼と手
2021/10/1(金)〜10/31(日)

伊賀に暮らして〜穐月明の身近な風景
2021.5.21(金)~6.20(日)
7.22(木)~8.22(日)

没後10周年記念 榊莫山展-故郷・伊賀に帰る−
2021.4.16~5.6

春のやすらい−穐月明の水墨世界−
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎2021年春の通常展

美の視点ー穐月明の収集古物を紐解くー
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎2020秋の企画展展

伝承・創造伊賀焼展 伊賀焼『今昔』
伊賀焼伝統技術保存会第5回会員展
2020.8.8㊏―8.30㊐

2020年オープニング記念
「穐月明名品展・やすらう世界」
開催期間:2020年6月3日(水)〜8月2日(日)

