龍谷ミュージアムに穐月明の絵画を寄贈致しました
この度、龍谷ミュージアムに穐月明の絵画3点を寄贈致しました。
龍谷ミュージアムは京都の堀川通りを挟んで西本願寺の真ん前、龍谷大学の博物館です。
大学博物館と言っても仏教の総合博物館として一般に公開されており、仏教全般にわたり幅広く収集されています。平常展ではインドから日本までの仏像や仏画、経典などが展示され仏教の基礎や発展が実物を見ながら学べるようになっています。
実はここには穐月明がガンダーラ佛や中国の石仏、日本の仏画などをかなりの数寄贈しているのです。その御縁もあり穐月明の仏画3点の寄贈を御願いしました。
「仏光湖水図」
琵琶湖に沈む夕陽に重ねた阿弥陀如来は正に光り輝いています。
西方浄土が見えて来そうです。
「観世音海潮音」
荒海の彼方、補陀落山の観音でしょうか。丁寧に描かれた大作の千手観音です。
近鉄室生口大野の磨涯仏です。ほんとは線刻の弥勒菩薩ですが、穐月明は仏様が浮き出てきそうに描いています。石仏を描いても佛として描くのが晩年の穐月明の作風です。
その内この博物館で展示されることと思います。