9月14日秋の企画展オープニング基調講演が開催されました。
9月14日青山讃頌舎・秋の企画展「絵で観る俳句」基調講演を伊賀市上野のハイトピア伊賀・多目的大研修室で行いました。
演題は「文学を紡ぐ芭蕉―文学史上の功績―」
講師は芭蕉翁記念館の学芸員 髙井悠子先生
髙井先生は大垣の「奥の細道むすびの地記念館」学芸員を経て伊賀の「芭蕉翁記念館」学芸員になられた新進気鋭の芭蕉の研究者で、お若いながらお話しの上手な先生です。
ご講演は当館の展示に合わせて、芭蕉が和歌や漢詩から影響を受けつつ貞門や談林の言葉遊びの俳諧から詩として文芸に高めるまでをお話頂きました。とても熱のこもった面白いお話でした。
来る12月5日(木)にも芭蕉以後の俳句のお話を髙井先生に青山讃頌舎・美術館でご講演頂きます。こちらも是非お出で下さい。
今回の企画展は初めに俳句を読んでもらい次に画を見てもらうようにしました。絵を見ただけで俳句が理解できると思います。万葉集から現代俳人まで歴史順に展示していますので俳句の歴史も楽しんで頂けます。初日から沢山の方に来て頂き好評でした。
絵画だけでは無く直筆の軸や資料も展示しています。
10月26日(土)には青山公民館で「山頭火と並ぶ俳人・大橋裸木と阿保」を北出先生にお話頂きます。
特別展示「ロシアで知られる芭蕉の俳句」のコーナーを作りました
ロシアでは芭蕉の俳句が翻訳されよく知られています。マイ・ミトゥーリチ氏はロシアの高名な画家ですが、日本通で日本の民話などもロシアに紹介しています。今回は日本の書家森本龍石氏とコラボした芭蕉の俳句シリーズをアートサロン・ムーザさんのご好意により展示させて頂きました。
当館は楓の庭ですのでこれからどんどん紅葉していきます。
俳句を作るには良いところです。
11月14日(木)には菜の花会さんに吟行を企画して頂いています。