2020年オープニング記念 「穐月明名品展・やすらう世界」は終了しました
2020年オープニング記念
「穐月明名品展・やすらう世界」
開催期間:2020年6月3日(水)〜8月2日(日)
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎のオープンに当たり、穐月明氏の作品の中で特に優れた作品を厳選しました。作家の美意識により集められた古美術を同時に展示し、「穐月明の美の世界」を存分に堪能していただけます。
期 間:6月3日(水)〜8月2日(日)
場 所:伊賀市別府718番地3(大村神社に隣接)
時 間:午前10時~午後4時30分(火曜日休館)
観覧料:300円(18歳未満無料)
団 体:200円
野の仏
「野の仏」は穐月明絵画を代表する最も人気のある画題です。やさしい微笑みに魅了されます。仏教を深く学んでいた作者にとって野に有り人々を見つめ続ける石仏は本来の仏教のあり方のように映ったのでしょう。
花と果菜
穐月明は「花」や「果菜」を墨一色でありながら、今採ってきたばかりのように美しくみずみずしく描きました。この絵もナスは艷やかに光り桃の表面は細かく毛羽立って色まで感じられます。
風景
晩年「流水頌歌」と題した「風景」を意欲的に取り組みました。作家の世界観を最も表しています。このシリーズでは水の流れと共に自然と調和した人の営みが描かれ作者にとっての仏の世界を描いているようです。当館近郊の景色を多く描いています。
仏画
「仏画」は特別なテーマでした。寺で生まれ育った作者はかぎりなく優しい仏を描きました。早くに僧侶だった父親をなくしているからでしょうか、作者は仏像にとても親近感を持っていたようです。
動物
この上なく可愛い子猫は作者の猫に対する愛情が感じられます。猫に限らず「動物」が大好きでした。風景や静物の中にも鳥や犬、亀や魚が登場します。
素描
線描きで軽く描いたものを「素描」と呼んでいました。作者のユーモアが感じられます。 普段厳しい作者でしたが手紙や挨拶文には可愛いい「素描」を添えました。