2021年春の通常展・春のやすらい−穐月明の水墨世界−は終了いたしました
春のやすらいー穐月明の水墨世界ー
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎春の通常展
2021年
(前期)1.13㈬〜2.14㈰
(後期)3.12㈮〜4.4㈰
午前10時〜午後4時30分(火曜日休館)
観覧料一般300円高校生以下無料
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 〒518-0221三重県伊賀市別府718-3
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎・春の通常展
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 令和3年最初の展覧会は春の息吹をお届けします。今回は穐月明作品の中から新春に相応しい季節を感じるものや縁起の良いものを中心に構成しました。初春のひとときをお楽しみください。(今回は穐月明作品を展示する通常展です)
■ ギャラリートーク
(一財) 東洋文化資料館靑山讃頌舎 学芸員 穐月大介
日 時 13:30から30分程度
1/17㈰ 穐月明の生立と人物
1/24㈰ 穐月明の水墨技法
1/31㈰ 穐月明の美意識と茶室
2/07㈰ 穐月明と仏教思想
場 所 ミュージアム展示室
*事前申込不要・展示室が密になりました場合は入場を制限させていただく場合がございます。
■春の茶室で茶を愉しむ
茶室で抹茶とお菓子をお出しします。ミュージアム前の桜山公園は桜約二百本が咲き誇り、茶室の庭にもアセビや春蘭などが咲き始めます。
日 時 4月3㈯・4㈰
①10:00~、②11:00~、③13:00~。④14:00~
場 所 ミュージアム茶室
呈茶代 300円(抹茶とお菓子)
定 員 各回8名まで
*要予約 (公財)伊賀市文化都市協会 ☎0595 22 0511
■ 期間中 穐月明「丑」の絵葉書チケットをご用意しています
カゴには見残しの椿と春の花・木瓜と桃が咲いています。明の作品としては珍しく華やかな色使いです。
冬でも枯れない椿、蘭、梅、松です。古くから歳寒四友(竹、蘭、梅、松)と言って寒さ(逆境)に耐える植物を描きますが、これは明(あきら)独自の歳寒四友です。
堂々とした牛と梅の木です。学問の神様 菅原道真公のお使いは牛、道真の飛梅伝説も有名です。牛と梅は天神様です。
梅が咲き誇る渓流はどこでしょうか。二匹の鶯(うぐいす)が遊んでいます。「流水頌歌(ながれのうた)」シリーズの力作です。
春爛漫、桜吹雪の川に一匹の鷺(さぎ)が佇んでいます。
明(あきら)の風神雷神です。風神雷神と言えば俵屋宗達ですが、リスペクトしながらもユーモラスに描いています。「疾風迅雷(早い風、激しい雷)」の書も秀逸です。
明(あきら)は線描の簡単な絵を素描とよんでいました。これはミュージアム青山讃頌舎のマークの原画です。
げにやこの
佛の恵みうけぬれば
富も栄も長き玉の緒
春、新緑の川を遡る若鮎です。鮎は爽やかな川の香りが美味で香魚と呼ばれます。晩年、「流水頌歌(ながれのうた)」と題し近郊の風景を描いています。
池に映った青空には雲が一つ浮かんでいます。そこへ水鳥が一羽舞い降りました。
のどかな1日です。池を描いているようで空を描いています。
華やかな江戸文化を伝える大きなお雛様です。雛人形を飾り始めるのは江戸時代からですが、次第に大きく豪華になり享保まで発展したところで贅沢禁止令が出されました
ミュージアム青山讃頌舎の前には青山の町が見渡せる桜山公園に200本近くの桜とツツジが咲き誇ります。
桜山公園にはツクシやタンポポなど春がいっぱいです。