2025/1/10「新歓嗣ー作陶60年の軌跡ー」開催。

開催期間:2025年1月10㈰〜2月9日

伊賀焼の陶芸家 新歓嗣先生の作陶60年にわたる集大成の展覧会です。

展示風景/穐月明とのコラボ展示です。手前は新歓嗣の陶仏「風神雷神」と穐月明の水墨画「風神雷神」
初期の青白磁の鉢
展示風景/新歓嗣の陶仏「文殊菩薩」「普賢菩薩」と穐月明の水墨画「釈迦十六善神(中央は釈迦を中心に文殊菩薩と普賢菩薩)」
違う色の土を象眼して作ったモダンな角皿
展示風景/新歓嗣の陶仏「練込み花器(1対)」と穐月明の水墨画「松聲」
記者のインタビューを受ける新歓嗣先生

初日の記者発表にはNHKを始め各社記者さんが来てくださいました。

お客さんに説明する新先生

新先生が御在館の時は直接説明が聞けるかもしれません。

展示風景
新幹司 陶仏「愛染明王」「大日如来」のアップ

新先生は近年、陶仏の作成に取り組んでおられます。薪窯で伊賀焼の仏像を作るのは大変な技術と膨大な仏像ー仏教の知識が必要です。陶仏に取り組んでおられる唯一無二の方です。

五合庵(良寛)
五合庵内部

江戸時代を代表する禅僧 良寛が晩年を過ごした五合庵です。中には良寛さんが火鉢にあたっれ座っていて、背後の壁には掛け軸がかかってます。

円環花器(天照大神)
円環花器裏(如意輪観音)

円環花器の中央に座っているのは天照大神です。しかし裏を観ると観音菩薩に変わります。まさに神仏習合の世界。花は上部にも天照大神/観音菩薩を取り外すとそこにも生けられます。

新先生の作品にはこんな仕掛けやユーモアが満載です。

茶室広間の床の間/新歓嗣「茶碗」12客と軸は穐月明「日華川上動風光草際浮」

茶室には呈茶会「新歓嗣の茶盌で「茶」を嗜む」1/12㊐・1⁄19㊐・1⁄26㊐ のための茶碗12客が並べられています。呈茶会の時はこの中から一つ選んでお茶とお菓子を召し上がっていただきます。

茶碗
茶碗
茶碗
広間の水差し。新歓嗣「日々水差」
小間の床間。新歓嗣「石仏」穐月明「美意延年」
駒の水差。新歓嗣「伊賀水差」

新歓嗣先生の世界が凝縮した展覧会です。穐月明とのコラボも大変相性が良く一つの世界を作っています。ぜひご覧ください。

新歓嗣先生/会場にて

【GALLERY TALK】「作陶60年を振り返って」
 1月11日㊏・1月25日㊏ 13:30~
 伊賀市 ミュージアム
 青山讃頌舎 展示室
 各回15名(予約制)観覧料のみ

[お申込み・受付]青山ホール電話0595-52-1109にて