靑山讃頌舎2019年秋展「絵で観る俳句」は終了しました
靑山讃頌舎2019年秋展
「絵で観る俳句」
—穐月明作品でたどる俳句の歴史—
穐月明は多くの俳句を絵にしています。取り上げた俳句も芭蕉から現代まで及びます。今回の展覧会では絵画にされた俳句を俳句の歴史をたどりながら楽しんで頂きます。是非お気に入りの一句を見付けてください。
【企画展開催日】
令和元年9月14日(土)ー12月23日(月)
場 所 靑山讃頌舎 伊賀市別府718番地5 *大村神社に隣接
開 館 土日祝日開館、平日予約対応致します
午前10時〜午後5時(入館4時30分)
*入館無料
お問合せ 090︲9860︲6432
【基調講演】「文学を紡ぐ芭蕉」—文学史上ーの功績—
講師 芭蕉翁記念館学芸員 髙井悠子さん
日時 9月14日(土)14時-15時30分
場所 ハイトピア伊賀5階・多目的大研修室(伊賀市上野丸之内)
【十月講演】「山頭火と並ぶ俳人・大橋裸木と阿保」
講師 地域誌「伊賀百筆」編集長 北出楯夫さん
日時 10月26日(土)14時-15時30分
場所 青山公民館2階中ホール(伊賀市阿保)
【行事】紅葉の野点コーナー
11月中は紅葉の庭に野点席を設けます。
抹茶と御菓子 二百円
*茶室も通常通り入っていただけます。
【関連事業】吟行「靑山讃頌舎と大村神社」
日時 11月14日(木)11時00分〜16時00分
集合 大村神社南駐車場鳥居前
費用 千円(出句料及び神社お供え)
主催 菜の花会
申込 090‐9860‐6432 穐月
メール dakizuki@icloud.com
*昼食を挟みますので
弁当をご持参下さい。
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮べ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず。
1.芭蕉の俳諧ができるまで
言葉遊びを仲間で楽しむ俳諧連歌を芭蕉は洗練された詩にします。
しぐれけり走り入りけり晴れにけり
2.芭蕉以後・江戸の俳諧
芭蕉の門人や与謝蕪村、小林一茶が芭蕉の俳諧を継承発展していきます。
六月を奇麗な風の吹くことよ
3.俳句誕生・正岡子規以後
正岡子規が俳諧の発句を俳句として独立させます。雑誌ホトトギスを中心に俳句革新運動が起こり、短詩形文学として俳句は定着します。
その後も様々な俳人が様々な試みををします。
松風に明け暮れの鐘撞いて
4.自由律俳句
句形も季語も自由な俳句です。山頭火が有名ですが、阿保に大橋裸木が住んでいました。
膝までの秋の七草分けすゝむ
5.近現代の俳人たち
戦後も俳句は新しいこころみが続けられます。そして、今も変わらず人々に親しまれています。
古池や蛙跳びこむ水の音
特別展示.ロシアで知られる芭蕉の俳句
ロシアの巨匠マイ・ミトゥーリチが芭蕉の俳句を絵にしました。芭蕉はロシアでも人気です。此れはミトゥーリチ氏と書家森本龍石氏のコラボ作品「古池や」