夏の企画展「月光〜穐月明の夜の景色Ⅱ」は終了しました

2025年7/20㈰~9/8㈪ 火曜日休館

穐月明は月光の下の美しい景色をたくさん描いています。月光に輝く水面や白く浮かび上がる雪や花、寺院や仏像は夜だからこそ其所に神秘的な空間がうまれます。今回はそんな作品を照明を消した暗がりの中、キャンドルライトで照しながら月夜の世界を体験していただきます。また、金屏風や仏像を暗いお堂の中のようにキャンドルで照し出す等、光りの演出を試みます。暗がりの中でこそ見えてくる光りと影のアートをご覧ください。

夏休みの工作「まわる灯篭をつくって、光りであそぼう」

様々な素材を自由に使って光りのアートを作ります。思い思いに描いたり、組み合わせたりしながら作った作品は、展覧会場に展示してみましょう。

【開催日】7月26日㈯、27日㈰

【時 間】 10:00~12:00

【持ち物】ハサミ(使いやすいもの)、カッターナイフ、定規、セロテープ、ステックノリ、鉛筆

【会 場】 伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎 中庭及び展示室

【講 師】 上田慎二先生

【参加料】 500円、観覧料100円引き割引券付き

【お申込】 各回定員15名/小学生以上(保護者等同伴可)

【申込受付/お問合せ】 青山ホール ☎0595 52 1109 

ギャラリートーク「夜の景色」

暗闇の会場の見所を紹介します。

【開催日】8月9日㈯、8月23日㈯ 

【時 間】13:30~

【お申込】不要(観覧料のみ必要)

【解 説】当館学芸員 穐月大介

近郊ハイキング「名峰 伊賀富士・尼ヶ岳に登る」

関西100名山に数えられる伊賀の名峰尼ヶ岳に登ります。標高は957.4mも有りますが上り口が536mなので比較的短時間で登れます。伊賀富士と呼ばれる通り独立峰の元火山です。

【コース】尼ヶ岳登山口~尼ヶ岳山頂/昼食~尼ヶ岳登山口(徒歩約5km・3時間)

【開催日】9月6日㈯10:30~15:00

【集 合】10:30  尼ヶ岳登山口/伊賀市営南部簡易水道浄水場・駐車場(伊賀市高尾を南下桜峠方面へ)

*集合場所の分からない方は伊賀市ミュージアム青山讃頌舎受付10:00までにお出でください。

【案 内】伊賀市ミュージアム青山讃頌舎 学芸員 穐月大介

【参加費】300円(観覧券付き) 定 員:先着15名

【持ち物】お弁当、飲み物、雨具、暴風・防寒着等

【申 込】青山ホールTEL 0595-52-1109で受付


月光〜穐月明の夜の景色Ⅱ

展示室を暗室にし、LEDキャンドルだけで照明しています。

受付でキャンドルをお渡ししますので、照しながらご覧ください。

穐月明/想い出 喧嘩両成敗
キャンドルで見ると明るい所で見るのとは全く違う臨場感を感じます。

キャンドルが並べられた幻想的な展示室。

穐月明/月下枝垂れ桜
月光に照された夜桜です。

穐月明/野の仏
月の下で瞑想する観音です。下に置いてあるのはアメジストのジオードに入った金銅仏です。

菩薩立像/金銅仏 中国古代
アメジストジオード
中国古代の金銅仏です。仏像の鍍金はロウソクなどで見ることを想定しているようで、とても美しく輝きます。

穐月明/鹿と御堂
奈良公園の鹿でしょう。

上 絵画 穐月明:左 普賢菩薩、中央 釈迦如来(遺教経)、文殊菩薩
下 仏像:中央 釈迦如来坐像/木象 江戸時代、左右 普賢菩薩・普賢菩薩/新歓嗣 陶仏

お寺のお堂のように仏像をロウソク(キャンドル)の光で見ていただけます。

仏像はロウソク〈キャンドル)で見ると金色が輝き金屏風がより荘厳な雰囲気を醸します。

穐月明/左 月明の川、右 月の小川
こんな夜道を歩いたことはないでしょうか?とても美しい月夜です。

穐月明/我愛山中松
「わが愛す山中の松」は宋の詩人真山民の漢詩です。人知れず立つ山中の松も月は照します。

チェコ硝子 水差
表千家13代家元・即中斎の花押が有ります。チェコガラスの器を即中斎が水差しに見立てたようです。深いカットのガラスがキャンドルライトを透過して美しく光っています。

穐月明/月光貼雑屏風
色々な月夜の景色を風炉先屏風にしています。回っているのは走馬灯です。