いよいよ9月10日より「2016穐月明・秋展ー仏の教え、神への祈りー」を開催致します。

前回2016年春の青山讃頌舎オープニング企画「穐月明・春展」では画家穐月明の幅広い作家活動をご見て頂きたいと思いジャンルを絞らず展示致しました。

今回の展示は穐月明が生涯を通じてテーマとしてきた「祈りの世界」に焦点を絞りました。
作家は寺で生まれ育ち石仏を描き続けてきましたから仏教とは切っても切れません。しかし広く祈りの世界である神社や民間信仰にまで興味を持っていました。本展では寺院や仏画の特に優品を展示すると共に仏教の基本知識の理解にも努めました。穐月明作の仏伝などもご覧いただけます。一方神社や神像から川柳などを題材にしたユーモラスな素描も出展致しました。お楽しみいただけたらと思います。

蓮池亀図

蓮池亀図

 

仏教の象徴蓮の花です。
愛らしい亀と墨の濃淡が美しい穐月明らしい作品です。
ハスの原産地の一つは釈迦の故郷インドです。日本には弥生時代にはすでに伝搬していました。
仏教では泥の中から生えながら気高く清い花を咲かせる凛とした姿が、俗世にあって欲にまみれず清らかに生きることに例えられ仏法の象徴として使われます。
例えば仏の座る蓮華座は蓮の花をかたどっています。極楽浄土では人はハスの花の中に生まれ変わると言われ、観音菩薩は蓮の花を持っています。また古代寺院の軒丸瓦はほぼ全て蓮華紋(ハスの花の模様)でした。